平成26年5月22日 市長との会見

2014年5月24日 御成小学校 旧講堂

市長との会見の様子をお知らせします。

御成講堂の会 市長との会見議事

日時 平成26年5月22日(木)午後2時〜2時半
場所 鎌倉市市役所 市長室
出席者 松尾市長、安良岡教育長
会メンバー 中島章夫代表、福澤健次幹事、中村公司、草場圭三(記)

中島代表より挨拶と本会設立の経緯を説明。

御成小学校講堂の活用について、説明。

八幡先生(副代表)と福澤氏と共に平成23年に陳情書を提出した。1998年の建て替え時に尽力した福澤氏のお力を借りた。市の持ち物であるので、是非これを活用できるものにしたい、という願いがある。 福澤氏より、出席メンバーの紹介・説明をし、本会の設立意図などを説明してもらおう、と述べた。

(以下、福澤説明)

活用のためにも出来るだけ広い輪を作りたい。基本計画時のスケジュールを説明し、当時の米倉教育長より菅孝能氏と共に、行政計画とすると聞いた。

その後結局棚上げとなった。御成講堂は市民の宝と言えるもの。重要な施設。それが立ち腐れを待つ状態となっている。それを打開するために本会を立ち上げた。

発起の文面には、じっくりした計画の必要性を強調している。多くの市民たちの希望を取り込める会としたい。一方、専門的識見を発信できるNPO的な実力のある会としたい。

それが行政のお役にも立てると考える。横浜レンガ倉庫の耐震設計をした人や、坂本先生なども協力してくれる。通常随分 金がかかることだが、本会からは計画的な提案が出来ると思っている。

以上のような意図でこの会を作った。まずは鎌倉市のトップのお二方にご協力をお願いしたく、この会談をお願いした。

20数人の発起人が呼びかけ、今現在既に500人の会員が集った。

(以下、意見交換)

中島代表
歴史的建造物を活用すべきことを強調した。さらに現状の計画の有無を質問。

松尾市長
一時世界遺産ガイダンスセンターの案もあったが、現在は、計画は何も無いと説明。

安良岡教育長
現状の御成小学校の状況の説明があった。教室が足りない。プレハブでしのごうとする話やプールなどの苦労など。

中島氏
卒業生も多い学校であり、昭和8年に出来たこの学校は古都鎌倉の看板。現状には我々は悲しく思っている。ここは昔から鎌倉の中心だった。

福澤氏
利便性と姿・風致の卓越性の説明。近代的な文化施設として生まれ変われば、日本中から褒められると思う。たとえば小部屋などもあるが、鎌倉のインフォメーションセンターにも使えるなど、歴史のある鎌倉のまちに有効に働く計画が必要だ。市が公共施設として持っている中でも、とりわけ優れている素晴らしさを理解いただきたい。

松尾市長
1982年から始まった改築の話しは全国の目を引いたもので、重要なものだったと思っている。中でも講堂の保存は、ここ10年20年と進めずに来たが、流れを見ると御成小学校との一体的な活用が個人的には必要だと思っている。みなさんのご意見を聞きながらキチンと整理して、みなさんが思う道を探って行きたい。

中村氏
中を見ることは可能かと質問され、それは可能、という回答を得た。

福澤氏
見学要望、市民開放部分の利用などのお願いをしたいと思っている。ローマやフィレンチェに行くと歴史的建築の立面図が絵葉書になっているが、そういう図を作れる人なども会にはいる。色々お願いすることと思いますが、どうぞよろしく、と。あまりに時間が経ってしまったので、市民の間では解決したと思っている人も多い。この課題には市民の理解が深まってほしいと願っている。

以上